※初出2023-07-15
学生の頃、スマホもYouTubeも無かった時代。
ハンディカムで撮影してiMacで編集しDVテープに書き出していた時代。
課題制作の上映会があり、各々が作成した映像が上映された。
その作品の中に「特にシナリオなど無く、カメラワークも無く、友人同士がアパートの一室に集まって適当な会話をしながら鍋をつつくだけの映像」があった。
映画的手法こそ映像の保守本流だと思っていた自分は静かに怒った。こんなものは映像作品ではない、とんでもない手抜きだと、アンケート用紙にボロクソに書いて提出した。
今振り返ると、映像表現の未来を正確に予測していたのは彼らの方だった。
Comments